個人再生でかかる費用と必要書類
個人再生を弁護士・司法書士に依頼する前に、どのくらいお金がかかるのか、何を用意すればよいのかチェックしておきましょう。
事前に調べておけば悪質な弁護士に引っかかることもありませんし、スムーズに進められます。
個人再生について気になっている人はぜひチェックしてくださいね。
●個人再生にかかる費用はどのくらい?
どの弁護士・司法書士に依頼するのか、事務所によって費用は異なります。
ほとんどの法律事務所では個人再生にかかる費用はおよそ20万〜40万になるでしょう。
任意整理よりも結構高い費用ですが、債務整理の中では1番高いと言われています。
なぜそのように高いのかというと、裁判所に申立てをしなければならないからです。
これも裁判所によって費用は異なりますが、裁判所の申立てはおよそ1万円前後となっているところがほとんどでしょう。裁判所へ申立てを行う前に弁護士・司法書士がしっかり依頼者の借金状況を整理し、計画書を作成していかなければなりません。
時間もかかりますし、とても難しいため、それなりの経験と知識をもった弁護士・司法書士しか行えないでしょう。個人で申請することもできますが、知識をもっておかなければスムーズにいきませんのでできるだけプロに任せてください。
複数の弁護士・司法書士に相談をし、信用できる事務所を選んでください。
●個人再生に必要な書類
裁判所に提出しなければならない書類から弁護士・司法書士にとって必要な書類まで用意しなければならないものがたくさんあります。
個人再生に必要な書類は、戸籍謄本、住民票、預金通帳、保険関係の書類、不動産登記薄謄本、住宅ローン契約書、固定資産税評価額証明書、住居証明資料、給与明細書または収入証明書、家計簿、年金証明書が主に必要となる書類です。
現在、すでに退職をしていて年金だけで生活している人は過去の退職金や給与明細書も必要になります。また、マイカーをもっている人は車検証も欠かせません。
依頼主がどのような状況かによって準備しなければならない書類も変わってきます。
事前に弁護士・司法書士と相談し、しっかり確認しておきましょう。