債務整理のデメリット

借金の整理ができる「債務整理」ですが、デメリットもあるので注意が必要です。
注意点をしっかり把握しておかなければ後悔することになるでしょう。

 

メリットだけでなく、デメリットも必ず知っておいてください。
では、債務整理のデメリットについて詳しく説明します。

 

●金融機関が利用できなくなる

債務整理は金融会社との交渉により、借金を一部減らしたり、返済期間を延ばすことができます。しかし、金融会社と交渉することは“金融機関の信用を失う”ことでもあるのです。

 

このことはきちんと覚えておかなければなりません。

 

金融会社はしっかり返済日に返済できる人だからこそ信用し、お金を貸すことができます。

 

債務整理を行う人は借金が返済できなくなってしまった人なので、今後“ブラックリスト”に記載されるでしょう。金融会社の信用を失い、ブラックリストに記載されてしまうため方法によっては一生利用できない債務整理もあります。

 

任意整理は債務整理の中でも比較的軽いので5年経過すれば利用できます。

 

●交渉によっては債務整理ができないことも

金融機関と依頼した弁護士・司法書士の交渉によって債務整理が進められていきますが、金融会社や状況によっては認められないケースもあります。

 

これも弁護士・司法書士の腕によって変わるでしょう。
しっかり返済計画や自分の借金整理を行えば、交渉がうまくいきます。

 

しかし、金融会社との和解ができない場合もあるので気をつけてください。
和解できない場合は弁護士・司法書士が別の解決策を見出してくれるでしょう。

 

●費用・手間がかかる

債務整理を弁護士・司法書士に依頼する際は費用が必ずかかります。
方法によっていくらかかるのか異なりますが、最低数万円は必要になるでしょう。

 

また、金融会社との交渉、裁判所を通さなければならない方法もあるため、手間がどうしてもかかってしまいます。

 

費用・手間がかかることを忘れずに頭の中に入れておきましょう。
どのくらいかかるのか、依頼する弁護士・司法書士と話し合ってくださいね。